賢い薬の使い方と、自分を貴ぶこと

昨日斉藤先生のところで、点鼻薬について指摘されまして。。
自己回復力、自己治癒力について考えさせられました〜。

点鼻薬は、飲む抗アレルギー剤よりも作用がキツイかもなんだそうです。
それは粘膜に直接投薬するから。
一番作用するのは血管注射ですが、粘膜も吸収率高いです。
アトピーで塗るステロイドは粘膜には塗らないですもんね〜。
(口内炎や眼に塗るタイプのありますけど)

点鼻薬の影響が、身体でなく場所を変えて顔のプツプツや
痒みになって現れていたみたいです…。

新しい点鼻薬を買おうかとずっと思ってましたが、買わなくて正解でした。苦笑

斉藤先生から教わった、点鼻薬や抗アレルギー剤を使わずに
出来る鼻炎対策は、次の記事に書こうと思います。
(昨晩から試していますが、今朝なかなかいい感じでした!)

 

ステロイドも使いようで、ずっと放置していたり
効かない弱いのを塗り続けるよりも、必ず効くのを一回使って
治すきっかけをつくる」のがポイントみたいです。
それだと1回であとは塗らなくても良くなるし
断薬しやすいみたいですね。

経験上、あまり怖がると余計悪化させちゃう気がします。

わたしも小さい頃から(これも全然無意識に)割と強めのステロイドを
使ってきてましたけど、現在皮膚が分厚く黒くなんてなってないし
(寧ろ薄くて白いです)ステロイド皮膚症には一度もなったことないんです。
勝手に脱ステして真っ赤に酷くなったことはありますけど・笑

つい周りの情報に影響されちゃいますが(^^ゞ
もっと賢く使いたいですね〜。

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わたし、人より「敏感」を超えて「過敏」だそうで・・・
離れていても人の感覚が読めたりして、アクセサリーを創る仕事に
すごく役立ってるし、ものや空間を感覚で良し悪しもすぐわかるし
(石のセレクトも)繊細な仕事をするのにいいところもたくさんある。

けど、身体的に薬は人よりきつく作用してしまうから
気をつけないとダメみたいで・・・。

どうしてもという時にだけ、頓服的な使い方をするのはOKだけど、常用はアウト。
作用のキツイ使い方で、ずっとダラダラ使い続けると
身体に無理が来てどーんと症状としてきちゃうようです。

親がなんでも「薬飲んどいたら(つけといたら)治る」タイプで。
どこかしら症状出たらすぐ薬飲んできたし、わたしもその流れで
「体調悪くなったら、手っ取り早く薬で治せばいい」って
何の疑問もなく思っていたし、普通だと思ってました。
薬がなくなったら困るとすら思っていました。。

こんな過敏な自分の身体を扱い方も今まで知らなくて
斉藤先生に教えられまして、身の程を知りました。
自分を知らなさすぎたし、自分の身体を粗末にしすぎてたなぁと。。

 

自己治癒力を無視して、信用してませんでしたね〜。
「もうこれ以上無理〜」って頭で勝手に諦めてしまってた。

ヨガで前屈している時、毎週一緒にしているメンバーの方が、
yoo先生に言われてたのを思い出しました。
「まだまだ身体は曲がるのに〜。無理って頭が思ってるだけだね〜」

ああ・・・まさにわたしもこれだ、って思いました。

まだまだ「自分を見くびってた」ようですね・・・苦笑

自分自身のこと、本当の意味で貴ぼうと思いました。

自分を見くびってた

アトピーって不思議で、思い込みで痒さを作り出しているところが
大いにあるよ、と初期の頃から斉藤先生によく言われました。

今日も言われたのですが
『過去にこうなってアトピー酷くなったから次からは避けよう。。』
『ネットで調べたら◯◯と書かれていたから、わたしも痒くなるに違いない。。』
など、思い込みから自ら痒みが出していることがよくあるのだそう。

脳って忠実すぎますね・・・

わたしは、、
家に帰宅した直後
夜ベッドに入る時
お風呂の時
トイレに入った時
日光アレルギーで
汗にかぶれて
下着にかぶれて
・・・痒くなる!と思い込んでいたようです。

「もう◯◯で痒くない!」と思ってたら、ほんとに痒くないんです!
(もしその次出たとしても、たまたま出ただけ♪と思いましょ〜ね)

他にもありました。
前回・前々回の記事にも通じる話になりますが。。
時々顔にプツっとできると、今では弱いステロイドではなく
プロトピックをちょい使いしてるのですが
このプロトピックも10年以上前に初めて使ってみた際
顔が真っ赤になり猛烈に痒くて余計酷くなってしまって
「なんて怖い薬!わたしには合わない!」と思い込んで
それ以来毛嫌いしてました。

春に10年以上ぶりくらいに処方されたので、不安になり
よくよく皮膚科の先生に聞くと、どうも使い方が間違っていただけで・・

炎症が起こってるところにいきなり使うと焦熱感がすごいんですよね。
まず一旦、中程度のステロイドで1週間炎症部分を治してのち
移行すれば、塗っても全然痛くも痒くもなかったです。笑
しかも風呂あがりのみの1日1回厳守でも結構サクッと治りますので、
ダラダラ塗りがなくなります。
酷かった額も一週間もすればきれいになり、あとは保湿だけで大丈夫になりました。
今はプツっとした痒い湿疹ができたらたまに使うくらいです。

ロコイドというステロイドを2年使っていた時は、
治りづらくなっててなかなか止められませんでした。
だんだん血管が浮き出るのか赤みを帯びてしまうのが難点で。
その点はプロトピックも怖がらなくとも使える薬かなと。

顔はステロイド酒さ(副作用の一つ)になりやすいので、
そのためにプロトピックが作られたわけですから、賢く使えば
そういった治りにくい副作用も抑えられます。

正しく使えば、ステロイドもプロトピックも何も怖くないと思います。

 

アトピーは精神的なもののほうが大きいことに毎度驚かされますね。

ただ自分がいつもこれまで通り気付かず信じ続けてたら
ずっとその思い込みのとおりに働くだけで
本当は身体は全然痒くないのかもしれない…
脳がそう勘違いしていただけなのかもしれません。

そう思うと、自分自身で好きに世界をつくっていて
自分のさじ加減ひとつで変えられるんだ…
という事実に気付かされますね。

 

自分の身体と心身が鍼灸やヨガなどで良くなっていくうちに
これが本来のわたし…わたしの身体のチカラなんだなぁと
感じることが多くなりました。

今日「もっと自分の身体に自信持ちなよ」と
斉藤先生に言われてハッとしました。

ちょっとしたことで体調が悪くなったり、
頑張りどころがわからずがむしゃらに頑張ってしまって
どーっと疲れてしんどいなぁと思ってしまっていたり、
心も沈みがちだった時期が長かったこともあって。

「こんなわたし」が当たり前やし仕方ないんやろな〜
なんて、今まで自分を見くびっていたフシがありました。
諦めに似たような、自己不信といいますか^^;;

身体弱いし体力もなくて打たれ弱いし・・・と
ずっと自信を持てずにいましたが、ホントはそうじゃなかった。
もうそんな自分ではなくなりました。

 

これからは、もっと本当の自分を輝かせて生きられるように。
その導きの道中に居る気がしてなりません。

アトピー治療中に思うこと…対処法・脱ステ論など【後編】

いろんな病院に行ったりして、いい状態悪い状態を繰り返していくと
だんだん自分のアトピーのタイプがわかってきます。

じゅくじゅくするのか?カサカサなのか?ブツブツが出るのか?
どの季節に弱いとか、暑いと汗に負けるとか、寒いと乾燥して痒みが増えるとか。

そこで「なんか悪くなるかも~」という雰囲気がしてきたら
その時に今までの経験を踏まえた、自分なりの対処方法を
持っておくことが大事なのかなと思います。

早いうちに小火を消せば、大きな火事(炎症)にならなくて済みますし、
跡も残らず早く治ります。

行きつけの病院を見つけておくのも大事ですね。
相談できる病院・治療院は心強いです。知識豊富なプロですから。

 

まず「小火を消す」が薬の役目かもしれません。
この時点でステロイドを怖がって使わなかったり、弱い薬でごまかしてると
あっという間に広がってしまいます。
やせ我慢して弱い市販薬で治そうとした、今年の2~3月のわたしがそうでした。

酷くなって全身に広がると、病院に行ってかなり強いステロイドを
使う選択をするか、怖くなって色々調べて極論、脱ステしよう!となってしまうか。
どちらかになってしまう気がします。

わたしは経験上、外に出られないくらいドロドロになって辛い思いをして
何かの修行するみたいに無理やりステロイドを止めなくても、
脱ステは自然にできるものと思ってます。

適切にステロイドを使って、少しずつ減ステして、
最後には使わなくても保湿だけで生活できるレベルにまでもっていけます。
前の家に住んでいた頃は、4~5年くらいステロイドを使ってない時期
(普通の人の肌レベルの状態を保持)もありました。

ただしこの後半の時期、鼻炎がかなりひどく抗アレルギー剤を毎日飲んでました。
根本治療などせず、言われるまま不適切な飲み方をしていたため
後になってがっつりアトピーとして出てしまいましたが(;_;)

世間ではあまり言われてない、抗アレルギー剤継続服用のほうがわたしは怖いと思います。
現に市販薬を(通常量より少なめに飲んでましたが)4年ほど、
処方箋で2年ほどを毎日飲み続けて、その結果アトピーが大爆発してます。
わたしの予想では、身体に影響があったのは処方薬の方だと思っています。

医者からはずっと飲み続けるよう指示が出ますし
欲しいと言えばずっといくらでも処方されますから、
自分自身で身体の様子を見てしっかり判断することが必要です。

抗アレルギーは痒みや鼻水を止めてはくれるけど、蓄積など見た目にはわからないんですよね。
ステロイドは肌を見れば一目瞭然で、塗り時も止め時もわかりやすいんだと斉藤先生は仰っています。
しっしんが治まれば使わなきゃいいんですから~。

 

絶対にステロイドを使わないぞ!と頑固にはならずに、
掻いてしまって広がりそうな感じだなと思ったら、
怖がらずに適切な量を集中して使う。

かゆみが酷くて仕事にならない・寝られないくらいなら
頓服的に抗アレルギー薬を飲む。

そうやって薬で治している間に、基礎部分の改善の努力
(肉体面…薬に頼らない体質改善と、精神面…自分自身と向き合う)を進める。

 

これがわたしの中で辿り着いた、(今のところ)ベストなアトピー対処法ですー。

いいと思ってやったことが、やってみたら違うと気づくこともあるかと思います。
経験(失敗)して得られるものも多くあります。
医者や周りの言いなりにはならず自分を信じて。

常に心身に耳を傾けしっかり向き合って。
自分を大事にしていきたいものですね。

参考になれば幸いです!